2017/06/15

清水谷(しみずだに)

柏崎市清水谷。
市街地から車で30分程度のところにある農村地帯にその集落はあります。
既に数世帯しか住人はおらず、風と鳥・虫の声だけが聞こえるような地域です。

たまに畑仕事をする年配の住人が見えるくらいで、すれ違う車もありません。
ふと、周辺の家屋に目を向けると、主がいなくなり朽ち始めた家がチラホラ見えます。
かつては分校として生徒の声が響いていたであろう建物も、今はただ静かに佇むだけ。
人々が生活していた空間も、時代の流れで、少しずつ自然に還っていきます。

すでに廃村になって長い蕨野(わらびの)同様に、少子化の著しい旧黒姫村エリアも徐々に廃集落となっていくのでしょうか。
「昔はあの辺に商店があって、そこには酒屋があった。」
この地に今もなお住む人の言葉を聞きながら、ノスタルジックな気分になりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿